公会計の意義を考える

富士市もいよいよ学校給食費と学校徴収金(PTA会費など)を今の私会計(※1)から令和5年度に公会計(※2)となります。

令和2年9月定例会において藤田哲哉議員の「学校給食費の公会計化について」の質問に対し、
教育長(森田嘉幸)は「市が給食費だけでなく、学校徴収金も併せて徴収する方式とすることで、徴収・管理業務の効率化、保護者が金融機関を選択できることによる利便性の向上など、公会計化の効果がさらに高まるものと考えられます。」と回答し、公会計化導入の時期を令和5年度から予定しているとしました。

私の住んでいたところの小学校は自校式給食で、中学校は給食提供は無く、お弁当か登校して売店でパンを注文していました。

私の小学校入学式

公会計化について主だって主張されるメリットは教職員の負担軽減や財務の透明性です。
市民からの監査が不十分な私会計は当然議会による審査が行われる透明性の高い公会計に置かれるべきだと私も思います。

ただそれ以上にこの公会計に期待したいのは給食費未納家庭に対し、児童を経由させて保護者に催促を行っている状況を回避出来ることと、公会計の先には給食費無償化が見えてくることです。


私も小学生の頃、何度か給食費袋を先生から預かりました。まだお金が払えていないんだと
子ども心に分かりますし、惨めな気持ちになりました。

選挙権を持つ18歳以上の方は既に給食費に関して興味・関心が薄れていることと思います。
しかしこれからの子供達に何を残せるのか、子供の気持ちを代弁し、メリット・デメリットを多方面から捉えることも重要だと思っています。

※1 私会計 富士市の歳入に入らないお金。

※2 公会計 富士市の歳入になり市民の監視が行き届くようになる。

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